独学か学校か

税理士試験の勉強をするにあたって、独学でやるか大原かTAC に通うか、というのは悩むところだと思います。私は最初からそんなにお金をかけるつもりはなかったので、学校に通う選択肢はなかったのですが、じゃあ時間とお金があれば大原に行くかと聞かれると行かないんじゃないかなあ、と思います。

学校の良さは、①ペースメーカーになってくれること、②これだけやれば十分なんだ、ということを教えてくれること、③まわりとの関係で自分の相対的な実力がわかること。

学校に通うデメリットは、①自分のペースで勉強できなくて、もう十分わかっていることも繰り返されてしまうこと、②学校で教えられることが全ての気持ちになって、応用力が無くなってしまうこと。③お金がかかること。

というようなところかと思います。

デメリットの②は微妙で、税理士試験の合格者の大半は大原かTACに通っているし、試験制度自体もこうした学校の存在を前提にしているところがあると思います。だから学校に頼っていれば普通は大丈夫のはずです。ただ、今年の簿記の問題なんかをみると問題形式でうろたえてしまった人もいたみたいなので、学校での訓練が全てという感じにはならないように少し気をつけた方がいいのかもしれないと感じました。

独学で苦しいのは、教材です。色々と増えてはきていますが、まだまだ少なくて、ここまでやればいいという目処をたてにくいです。その点でTACの厳選論点と大原の総まとめ問題集が模試の付録でもらえたのは本当にラッキーでした。