アメリカにインフレがやってくる 雇用統計の評価

遅くなりましたが、先週発表された米国の雇用統計についての評価です。非農業部門の雇用者数は2万人しか増えませんでした。一方で、失業率も低く、賃金の上昇もしっかりでした。

これはもう人手不足が景気のボトルネックになっているということです。ここからは賃金を起点にサービス価格も含めてインフレが加速していきます。連銀が利上げなどでブレーキを踏めば深刻なことにはならないでしょうが、今のようにびびっていては、物価はどんどん上がっていくことになります。

いずれにせよ長期金利は上がっていきます。ということは株は下がります。株は年初から上がってきたので、下がっても年間で横ばいというぐらいかな、と思いますが、連銀の行動次第では暴落もあるかな、と。