前澤社長の1億円、税務の観点で考察すると
まず、100万円もらった方は、贈与税になるので110万円までは税金はかからない。「一時所得になるので税金がかかる」と言っている人もいるようだが、前澤社長が選んだ人に個別に贈与すると考えれば、贈与税課税と考えるのが自然だと私は思う。
次に前澤社長の払うお金は個人資産から払うということのようなので、所得税を払った後のお金である。これについて、昨日私は「高い税率の税金を払っているからコストの高いお金だ」とツイートしたが、保有株の売却益と考えると申告分離課税なので税率20%ということになり、大したコストではない。
個人資産からではなく、会社で払ったらそれが損金に認められるかは微妙だと思う。広告宣伝効果があるのは確かだが、それは全体像を見た場合の話であって、Aさんに個別に払う100万円に広告宣伝効果があるとか、Aさんが何かZOZOTOWNのためにしてくれるとは考えにくいので、損金に認めてもらうのは難しいのではないだろうか。よって寄付金として法人税法上は扱われることになるのだろう。
他の考えがあれば是非教えてください。
税理士試験 法人税法の教材
今、使っている教材は、
①過去問題集
とにかく本番のレベルに慣れるために、しょっちゅうさわるようにしています。
税務大学校のホームページにあります。これをPDFの読み上げソフトに読み上げさせ、電車で聞くことで法人税法の基本を学んだつもりです。
法人税法の基本というか、全体像をつかむために使っています。とても分かりやすく初学者にはとても良い教科書だと思います。ただ計算問題の答えが省略されているのが少し残念。
④TAC税理士試験「法人税法理論マスター」
カード化したり、色々やっていますが、まだなかなか頭に入ってきません。
⑤TAC税理士試験「法人税法理論マスター暗記CD」
結構短い時間で、④を通しで聞くことができるので便利です。
理解できない内容が出てきたら、とにかく渡辺先生のこの本に戻って理解するようにしています。とても丁寧な説明で分かりやすくありがたいです。独学にはこういう教科書が必須だと思います。
⑦TAC税理士試験「法人税法個別計算問題集」
解答解説が必要十分で使いやすいと感じています。
という感じですが、なんかバラバラです。
他にも法人税法の良い教材があればぜひ紹介ください。
2019相場予想 ドル/円100円前後もありうる
まず始めに投資は自己責任です。宜しくお願いします。また当ブログは特定の投資行動を推奨するものではありません。
①米国の金融政策は1回か2回利上げをしたあとは打ち止め。
②①だとすると、米国の長期金利は今より上がることはなく、少し下がると考えた方が良い。
③①②合わせて考えると米国のイールドカーブは株式市場にそれほど悪い影響を与えるとは思えない。2018とは違う。
④米国のリセッション入りは2020。株はそれを今先取りに行っている。米株は、もう下げ幅的には十分なので、今年は基本横ばいのつまらない相場になると予想。日本株も基本同じ。
⑤為替は今年動かなかったエネルギーがたまっているので要注意。どちらかと言えば円高だと思うが、動くときは大きく動くと予想。100円前後も十分あり得る。
税理士試験簿記論 独学教材
独学で簿記論を受験するにあたって、使った教材を整理しておきます。
①過去問題集
これはもっともっと早くから、さわったり、といたり、ながめたりしておくべきだった、と思ってます。これからの受験科目については、しょっちゅう眺めるを目標にしています。
②TAC みんなが欲しかった!税理士簿記論の教科書&問題集
最初はこれをだらだらやってました。答えをみてわかったらできた気になって。こういう教材を早めにきちっとやらないといけないはずですが、結局追い込み期にようやく真面目にやった感じでした。
③TAC 税理士簿記論総合問題の解き方
大原の答練を受けてみて、「あらこれは「解き方」がありそうだ」と気づき慌てて買いました。すごく勉強になったのですが、本音を言うとレベルが高すぎて歯が立たない部分の方が多かったかな。個別論点がちゃんと終わっている人には確実に役に立つ教材だと思います。
④TAC 税理士簿記論 厳選論点
これはTAC の全国公開模試を受けたおまけでもらったのですが、前にも書きましたが、コンパクトで内容が濃くて最高でした!
⑤大原税理士簿記論 総まとめ問題集
④と違ってコンパクトではありません。逆にほぼ個別論点が網羅されている感じでした。7月、8月に④と⑤を必死にやって受験した感じです。
独学か学校か
税理士試験の勉強をするにあたって、独学でやるか大原かTAC に通うか、というのは悩むところだと思います。私は最初からそんなにお金をかけるつもりはなかったので、学校に通う選択肢はなかったのですが、じゃあ時間とお金があれば大原に行くかと聞かれると行かないんじゃないかなあ、と思います。
学校の良さは、①ペースメーカーになってくれること、②これだけやれば十分なんだ、ということを教えてくれること、③まわりとの関係で自分の相対的な実力がわかること。
学校に通うデメリットは、①自分のペースで勉強できなくて、もう十分わかっていることも繰り返されてしまうこと、②学校で教えられることが全ての気持ちになって、応用力が無くなってしまうこと。③お金がかかること。
というようなところかと思います。
デメリットの②は微妙で、税理士試験の合格者の大半は大原かTACに通っているし、試験制度自体もこうした学校の存在を前提にしているところがあると思います。だから学校に頼っていれば普通は大丈夫のはずです。ただ、今年の簿記の問題なんかをみると問題形式でうろたえてしまった人もいたみたいなので、学校での訓練が全てという感じにはならないように少し気をつけた方がいいのかもしれないと感じました。
独学で苦しいのは、教材です。色々と増えてはきていますが、まだまだ少なくて、ここまでやればいいという目処をたてにくいです。その点でTACの厳選論点と大原の総まとめ問題集が模試の付録でもらえたのは本当にラッキーでした。